
みなさん、こんにちは。
五反田明駿です。
Webマーケティングや営業支援に加え、
AI活用スクール「AcademyAI」を運営しています。
本日は、AIで顧客ヒアリングの質問を作り、
相手の状況を聞く準備をする方法をお話しします。
質問は用意したのに、回答が広すぎて提案へつながらない。
逆に、こちらのサービスが必要だという前提で、
聞いてしまうこともあります。
AIには質問の候補を整理してもらい、
実際の課題は本人への確認で確かめます。
顧客の答えまで、AIに作らせないことです。
結論|質問の数より、確かめたいことを決める
知りたいことと、相手へ聞く言葉を分ける。
たとえば「作業が止まる原因を知りたい」という目的を、
具体的な経験についての質問に変えます。
「効率化に興味がありますか」だけでなく、
「直近で、その作業はどのように進めましたか」と聞く。
現状を知る質問から始める考え方です。
手順1|今回の面談で知りたいことを絞る
現状の手順、困る場面、見直しの条件など、
今回確認したい論点を選びます。
一度にすべてを聞く前提にしないでください。
- 今、誰がどのように作業しているか
- どの場面で、何が起きているか
- 見直す場合、守る必要がある条件は何か
参加する人の担当範囲と面談時間も確認します。
その人が答えられない情報は、
別の担当への確認事項として扱います。
手順2|分かっていることと、仮説を分ける

「問い合わせが増えた」は確認済みでも、
「担当者が足りない」は、まだ仮説かもしれません。
AIへ渡す段階で、二つを分けます。
仮説を、顧客が話した事実に変えない。
入力にない課題や予算を、
AIが補っていないかも確認します。
会社が承認したAIと、入力できる情報を使います。
顧客の個人情報や非公開の業務情報は、
社内のルールに沿って扱ってください。
手順3|誘導する質問を、経験を聞く質問へ変える

架空例|問い合わせ対応について聞く場合
次は説明用の架空例です。
実際の顧客の発言や、質問の効果を検証した結果ではありません。
問い合わせ対応は大変なので、自動化したいですよね?
現状を確かめる聞き方
直近の問い合わせを一件、受け付けてから回答するまで、
どのように進めたか教えてください。
前者には、負担があることと、
自動化したいという希望の二つが含まれています。
相手が本当にそう考えているかは、まだ分かりません。
まず手順を聞き、困った場面があれば、
そこを詳しく聞きます。
問題がなかったという回答も、そのまま受け止めてください。
手順4|深掘りと、事実確認の質問を用意する
最初は広く話せる質問で聞き、
回答を受けて具体的な場面へ進みます。
日付や回数などの確認は、必要に応じて別に聞きます。
- そのとき、次にどのような作業をしましたか
- 途中で確認が必要になった場面はありましたか
- 確認が必要な場合、誰へ相談しましたか
- その場面では、どのように対応しましたか
- 回数や所要時間は、記録で確認できますか
一つの質問へ、原因、頻度、影響を詰め込みません。
相手の答えを聞いてから、
一つずつ確認してください。
AIへ渡す入力例
顧客の回答や、未確認の課題は創作しないでください。
【今回知りたいこと】
【相手の担当範囲】
【面談時間】
【確認済みの事実】
【まだ確かめていない仮説】
【入力が許可された背景情報】
各論点について、最初の質問と、回答に応じた深掘りを分けます。
特定の解決策へ誘導せず、直近の具体的な経験を聞いてください。
一つの質問では、一つの内容だけを聞いてください。
問題がない場合の確認質問も用意してください。
必ず聞く質問を3つ、時間があれば聞く質問を別に示してください。
仮説を事実扱いした表現や、誘導が含まれる質問は指摘し、
言い換え案を出してください。
AIが指摘した誘導や、出した言い換えも見直します。
相手の状況を決めつけていないか、
面談の目的と合っているかを人が確認します。
手順5|声に出して試し、当日は回答に合わせる

同僚に質問を読んでもらい、意味が伝わるか確かめます。
長い質問や専門用語は、
相手に合う言葉へ直してください。
質問リストを、読み上げる台本にしない。
当日は回答を聞き、すでに分かった点は飛ばし、
新しく出た重要な話題を確認します。
メモでは、相手の発言と自分の解釈を分けます。
録音や外部AIでの記録処理を行う場合は、
目的と扱いを説明し、必要な同意や社内確認を行います。
面談後は、確認できたことと未確認のことを整理します。
一人の回答だけで、顧客全体の傾向や、
自社サービスへの需要が確定したとは扱いません。
まとめ|まず一つ、最近の経験を聞く質問にする
目的を絞り、事実と仮説を分けます。
誘導しない質問と深掘りをAIで準備し、
声に出して試してから面談へ進みます。
AIは質問づくりの補助です。
顧客の課題は、本人の経験と業務の記録から確認します。
まず、次の商談で聞きたいことを一つ選び、
「直近では、どう進めましたか」に変えてみてください。
相手の話を聞く入り口を作ります。
五反田明駿(ごたんだ めいしゅん)
ワイズ株式会社 代表取締役社長。
Webマーケティング、営業代行、インサイドセールス、
人材育成を手がけるかたわら、
AI活用スクール「AcademyAI」を運営しています。
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